こんにちは!ハクヤクです!
皆さんは、「オールシーズンズ・ポートフォリオ」をご存知でしょうか?
僕は、そろそろ株価低迷期が来ると思っているので、株価低迷期に強いポートフォリオはないかなと思っていろいろ調べていたところ、「オールシーズンズ・ポートフォリオ」に出会いました。
オールシーズンズ・ポートフォリオとは?
オールシーズンズ・ポートフォリオとは、著名な投資家であるレイ・ダリオ氏が、個人投資家向けに考案したポートフォリオです。
オールシーズンズ・ポートフォリオの資産配分は、以下のとおりです。
株式が30%しかないのは、最近の投資トレンドから見ると、驚きですよね。
これでリターン上げられるの?って思ってしまいますよね。
しかし、オールシーズンズ・ポートフォリオの特色は、どんな相場でも、リスクを抑えて一定のリターンを上げることを目的としています。
株式は、債券の3倍のリスクがあると考えているみたいですので、株式の組み入れ比率は30%のようです。
まさにどんな季節でも対応できるポートフォリオです。
レイ・ダリオ氏は、相場を以下の4つの季節に分けて考えています。
【4つの季節】
①インフレ期
②デフレ期
③好況期
④不況期
インフレ期
インフレ期は、物価が上昇していくので、株式・金・商品が伸びていきます。
コロナ過の現在は、各国がお金を擦りまくっているので、今はインフレ期なのですかねー。
デフレ期
デフレ期は、物価が下落していきます。
物価下落時に対応できるのは、長期国債・中期国債とのこと。
デフレ期は現金かな〜と思っていましたが、現金だとリターンがないので、国債なのですかね。
好況期
好況期は、株式が伸びていきます。分かりやすいですね。
まぁ、僕は「失われた30年」を生きているので、好況がどんなものかよく分からないですが(笑)
不況期
不況期は、長期国債が伸びていくようです。
不況期は、国債の利率を下げていくので、国債の価格は上昇していくからですかね。
でも、利率を下げる余地が少なくなっているので、この戦略が当てはまるかどうかはよく分かんないです。
長期国債に投資をすることは、あまり考えたことがなかったので新鮮です。
季節が組み合わさることもある
これらの季節が組み合わさることもあるようです。
インフレ・好況期、デフレ・不況期は、イメージしやすいですね。
一方、デフレ・好況期というのもあるようです。なかなかイメージしづらいですが、アベノミクスの時の日本は、デフレ・好況期だったのかなぁ?
また、インフレ・不況期は、スタグフレーションですね。最悪です。
不況なのに原材料価格が高騰していくと起きるようです。
日本ではオイルショックが当てはまる模様。
ん?もしかすると、コロナ過の現在もインフレ・不況期??
東証ETFでポートフォリオを組んでみた
米国ETFでポートフォリオを組むのが王道だと思いますが、僕は、為替手数料と購入手数料をケチりたいです(笑)
あと、分配金を円でもらいたいんですよね~。
ということで、東証ETFでポートフォリオを組んでみました。
株式は、米国株式ではなく、全世界株式にしてみました。
「どんな季節にも対応可能」というコンセプトであれば、米国だけに投資するよりも全世界の方がより分散が効いていると思ったからです。
まぁ、半分は米国株式ですし、世界経済は米国の影響を受けるのであまり変わらないかもですが。
債券は、米国債にしました。全世界債券もあるのですが、リターンが微妙なので。
米国は、先進国なのに成長国だから、やはりすごいですよね。
金は、純資産額も巨大なSPDRにしました。東証ETFとしては残高がいまいちですが、実質的に米国ETFであるGLDに投資できます。
商品は、良いETFが見つかりませんでした。
なので、代わりにJ-REITを組み込んでみました。インフレであれば、不動産の価格が上がっていきますし、不況でも賃料収入は、株式の配当金ほど下がらないと思ったので。
J-REITもいろいろあるので、不況時に強い住宅系REITがいいのかもしれませんね。
うーん、何度見ても、株式が少ない気がする(笑)
しかし、実績として、リーマンショックが起きた2008年のリターンは
【オールシーズンズ】-3.66%
【S&P500】ー37.02%
とのこと。
オールシーズンズ強し!!
その後、2016年頃までは、S&P500よりも、オールシーズンズの方がリターンが高かったとのこと。
さすがにその後はS&P500の方がリターンが高いですが、株式30%でもそれなりのリターンがあるんですね。
資産額が少ないうちは株式100%でいいと思いますが、資産額が1億円くらいになったら、オールシーズンズポートフォリオはアリですね!
(そんな日が来るのだろうか(笑))