一般NISAのデメリット(ロールオーバーって難しい)

【01】株主優待

こんにちは!ハクヤクです。

皆さんは、一般NISAと積立NISA、どちらを使っていますか?

僕は、以前は一般NISAを使っていたのですが、今年から積立NISAに切り替えました。

ちなみに、一般NISAを使った後でも、積立NISAが使えます!
詳しくは→一般NISAを5年間使った後、つみたてNISAを使えるのかをご参照ください。

一般NISAとは?

一般NISAとは、年間120万円まで、株式などを非課税で運用できる口座です。

株式を運用して利益が出たときは、税金がかかります。

税率は、20.315%です(所得税15%、住民税5%、復興所得税0.315%)
(早く復興所得税なくならないかな、、、復興所得税は、2037年までです。)

しかし、NISA口座であれば、税金がかかりません!なんて素敵な制度!

積立NISAは、投資信託しか購入できませんが、一般NISAは、個別株やETFも購入可能です。

配当金にも税金がかかりませんので、高配当株を購入すれば、保有中も税金を取られずに配当金がもらえてハッピーです。

ただし、非課税期間は「5年間」と短く、「5年後」に、ある決断を迫られます。。。

5年後の決断!非課税期間終了後の3つの選択肢

5年間の非課税期間終了後の選択肢は、3つあります。

①非課税期間内に売却する。
②特定口座に移管する。
③ロールオーバーする。

それぞれどういうことなのか、最初は僕も分からなかったので、個別に見ていきたいと思います。

非課税期間内に売却する

まずは「売却」です。

これは分かりやすいですね!

非課税期間内に売却することで、非課税で利益を確定できます。

例えば、100万円で購入した株が120万円になっていた場合、特定口座であれば、「20万円」に対して税金がかかります。

税率は、20.315%ですので、20万円×20.315%=4万0630円も税金がかかります。

手取りの収益は、20万円-4万0630円=15万9370円となります。税金め~!

一方、一般NISA口座の場合は、20万円がまるまる懐に入ります。やった!嬉しい!

特定口座に移管する

次に、特定口座に移管する方法があります。

5年間の非課税期間終了後に何もしないと、特定口座に自動的に移管されます。

ここで注意点が!

特定口座に移管すると、非課税期間終了時の時価が取得金額とみなされます。

例えば、100万円で購入した株が120万円になっていた場合、その株は120万円で取得したとみなされます。

したがって、さらに株価が上昇して140万円になった場合、140万円と120万円の差額である20万円について課税されます。

実際の取得金額である100万円との差額である40万円ではないので、税金がお得になりますね!

株価が上昇を続けていればいいのですが、下落したらどうなるのでしょう?

株価が下落して110万円になった場合、取得金額とみなされる120万円からみると損失になりますので、税金はかかりません。

実際の取得金額である100万円より10万円の利益があるはずなのに、税金がかからないので、こちらもお得です。

ということで、株価が上昇を続けていれば、いずれにしてもお得です!

しかし、非課税期間終了時に取得金額より株価が下落していると、こうはいきません。

例えば、100万円で購入した株が80万円になっていた場合です。

この場合は、80万円が取得金額とみなされます。

100万円に株価が回復した場合、実際の取得金額(100万円)から考えると得をしていないのに、みなし取得金額の80万円との差額である20万円に税金がかかります。なんてこった!!

課税が嫌なので、非課税期間内に売却しても、他の特定口座の損益と通算することはできません。ほんと踏んだり蹴ったりです。
(僕は、一般NISAで日産を購入していたので、売るも地獄、売らぬも地獄でした。)

含み損を抱えている場合は、非課税期間内に売却するか、そのまま保有を続けるか、よく考える必要がありますね。

ロールオーバーする

最後は、ロールオーバーです。

ロールオーバーとは、翌年のNISA枠を使用して、非課税の運用を続けることです。

一般NISAの場合は、1回だけロールオーバーができますので、最長10年間、非課税で運用ができることになります。

ただし、ロールオーバー前の時価額で、翌年のNISA枠を使ってしまいますので注意が必要です。

例えば、100万円で購入した株が120万円になっていた場合、翌年のNISA枠120万円は使い切っていることになってしまいます。
したがって、翌年は新たに投資することができません。

一方、100万円で購入した株が80万円になっていた場合、80万円分のNISA枠を使用することになります。
翌年のNISA枠は、120万円-80万円=40万円となります。
40万円分に限り、翌年も一般NISA使用することができます。

含み損を抱えている場合は、とりあえずロールオーバーするのもいいかなと思います。
80万円になった株が160万円になるかもしれませんし!(ほんとか?)

僕の場合(特定口座に移管します)

僕は、現在、積立NISAをやっています。

来年度も積立NISAを継続したいので、ロールオーバーはできません。
(一般NISAと積立NISAは、どちらか一方しかできません。)

僕の非課税期間終了予定の銘柄(2017年購入分)は、以下のとおりです。
・2914 日本たばこ産業(-167,750円
・3075 銚子丸(+148,000円
・8591 オリックス(+10,450円
・1476 iシェアーズ・Jリート・ETF(+31,360円

5年前は、米国株の購入なんてしてなかったなぁ(笑)

優待銘柄から日本の高配当株にシフトしていた時期ですね。
JTさん、、、悲惨、、、(´;ω;`)

僕は、このまま非課税期間を終了し、特定口座に移管する予定です。

JTは、めっちゃ含み損ですが、このまま保有を続けて配当金をもらい続けようと思います。
今後、株価が戻るのか分かりませんが、配当金目的なので売るつもりはなかったですし。

銚子丸は、株主優待目的で購入しました。
500株持っていますので、2500円分の食事券が年2回もらえます。
我が家の贅沢は、株主優待のお寿司なので、このまま保有を続けようと思います。

オリックスは、株主優待と配当金目的で購入しました。
長期保有特典があるので、オリックスも保有継続です。
毎年、カタログギフトで何をもらおうか、子供たちの楽しみになっています。

iシェアーズ・Jリートは、非課税枠の残りの調整で購入していました。
これも、定期的にお小遣いを持ってきてくれる良い子なので、保有継続です♪

一般NISAは、終了時の株価によって、その後の方針が左右されますが、基本的にはずっと持ち続けていたい銘柄を購入するのがいいと思います。

そういう意味では、やはり米国株か米国ETFが良かったですね。結果論ですが。

まぁ、僕は、楽しみながら株式投資をしたいので、株主優待でいいんです←負け惜しみ。

皆さんの資産形成が成功されることを祈っております♪ではでは♪

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