東証で購入できる外国債券ETFについての考察

【03】ETF

こんにちは!ハクヤクです。

僕は、クレカ積立で外国株を購入しているのですが、どうしても株式100%で運用するには不安がありまして、、、。

かといって、現金で持っておくのももったいない気がするので、債券ETFについて考えてみました。

「BND」や「AGG」といった米国ETFを購入するのが一番いいと思うのですが、①為替手数料がかかる、②ETF購入手数料がかかる、③日本円で分配金が欲しいという理由から、僕は東証ETFを利用しています。

東証ETFであれば、証券会社によっては購入手数料がかかりませんので、信託報酬が多少割高でもそれほど差はないのではないかと思っています。

東証債券ETFの分類は、大きく分けて4種類

東証のサイトを見ると、債券ETFにもいろいろな種類があります。

しかも、同じ会社が同じ名前で為替ヘッジ「あり」、「なし」のETFを出しているのでよく分かりません。

そこで、種類を分類してみました。
大きく分けて4種類です。

米国債7‐10年に投資するもの

最もメジャーな債券ETFは、米国債7‐10年物に投資するETFのようです。
やはり米国は、債券分野でも中心的存在なのですね。

7‐10年物は中期国債と呼ばれるもので、リターンもそこそこあるので人気なのかなぁ。

日興とブラックロックだけだと思っていたのですが、野村証券と三菱UFJ投資顧問も参入してきたのですね。知らなった。

【2647】【2648】の上場日は、2021年10月29日。信託報酬0.13%。

【2838】【2839】の上場日は、2021年12月10日。信託報酬0.12%。

両社ともブラックロックを意識して信託報酬を下げてきてますね!
競争原理が働くのは良いことだと思います。

僕は、この中では【1656】を購入しています。

選定理由は、①単価が安いこと、②為替ヘッジがないことです。

①単価が安いので、ちょっと口座にお金が余っているときや配当金が振り込まれた時などに気軽に購入できます。
含み損を抱えたときにも、ナンピンしやすいです。

②為替ヘッジがある方が価格変動が少ないので株式のリスクヘッジとしては良いのかもしれませんが、ヘッジコストという余計な費用をかけたくないんですよねー。
あと、もしかしたら、為替差益もあるかもですしw

でも、利回りが一番低いですねw

資産総額をみると、為替ヘッジありの方が人気みたいですが、この辺は、好みの問題かもしれません。

【2838】の資産総額が伸びてきて、リターンも良さそうだったら、乗り換えを検討したいと思います。

全世界(除く日本)国債に投資するもの

こちらは先進国を中心に、新興国も少々トッピングされているETFです。

1銘柄で国際分散投資できるのでいいですね。

【1677】が良さそうですが、購入単価が51万円と、庶民は相手にされていない感じです。酷い。

このカテゴリーの投資対象国は、米国45%、欧州40%、その他15%という構成です。

僕は、この中の銘柄は保有していないのですが、外国債券ETFは【2511】1本でいいんじゃないかなと思います。
でも、ここでもやはり為替ヘッジ「あり」の方が人気高いですね。

新興国国債に投資するもの

新興国債券は、信託報酬が高いですね。

資産総額も少なく、あまり人気がなさそうです。

新興国債券は、株式が下がるときには新興国債券も下がるので、相関性が高く、株式のリスクヘッジにはならないのかもしれません。

と言いつつ、僕は【2622】を保有していたりしますw

「新興国」という名前がどうしても魅力的みたいですw

表にしてみて思ったのですが、【2622】より【2519】の方が良さそうです。
しかし、資産総額の少なさを見ると、、、不安ですね。

やはり新興国債券は東証ETFでは投資しなくて良さそうなきがしました。

もし投資するなら、投資信託の方が良さそうですね。

その他

その他として、いろいろな債券に投資するものがありましたので、まとめて表にしてみました。

株式と逆相関という観点では、長期国債【2621】への投資がよいかなと思うのですが、あまり資産総額が伸びていないですね。米国ETFで言うと【TLT】なので、もう少し人気があっても良さそうな気がするのですが、、、。

【2649】は聞きなれない銘柄ですが、政府系不動産担保証券のことで政府保証が付いている不動産ローンのことみたいです。
日本語では「モーゲージ証券」というらしいです(余計分からないが)。

【1349】はやたらと資産総額が大きいですが、なんでだろう?
2009年上場の古参ETFだからなのかもしれません。それとも香港上場分も含んでる??

この中では、
【2621】米国債20年超=米国ETF「TIT」
【1496】米ドル建て投資適格社債=米国ETF「LQD」
【1497】米ドル建てハイイールド債=米国ETF「HYG」
を保有しています。
ちなみに、現在、全て含み損ですw

為替ヘッジ「あり」の方が資産総額が多い

個人的には、為替ヘッジ「なし」の方が好みなのですが、「あり」の方が資産総額が高いことが分かりました。為替で損したくないんですね。

もし、アメリカに住んでいれば、為替ヘッジなど考えずに米国ETFのBNDがAGGを購入しておけば良いのでしょうが、日本から投資する以上は、為替変動にお付き合いしないといけません。

そこで、為替リスクをどう考えるか、個人個人の好みで選択すればいいのではないかと思いました。

もし、為替リスクを取りたくないということであれば、日本国内の株や債券に投資しておくのも一つの手ではないかと思います。

流動性がネック

東証ETFで債券に投資するものがこんなに数が多いとは思いもよりませんでした。

ただ、どうしても東証ETFは、売買高が少なく、大量に注文を出すと思いもよらぬ値段で売買が成立してしまうというリスクがあります。
(そもそも相場を動かすほどの資産はありませんがw)

そこで、「マーケットメイク」という流動性を確保するための制度もありますので、「マーケットメイク」対象銘柄を購入するのも一つの手だな思います。僕が購入している銘柄は、いずれも「マーケットメイク」対象です。

あくまで、債券ETFはサブという位置づけですので、そこまで流動性は気にしていませんが、東証ETF全体がもう少し盛り上がってくれたらいいのになぁと思います。

日本版「BND」ができたら大量に購入したいのですが!
ではまた!

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