東証ETF【2559】【2511】で全世界ポートフォリオ!

【03】ETF

こんにちは!ハクヤクです。

今回は、投資界隈ではマイナーな存在である「東証ETF」のご紹介です。

現在の投資の主流は、
 ①複利効果の最も高い「投資信託」!
②手数料が格安な「米国ETF」!
の2つですよね。

僕の勝手なイメージでは、昔から株をやっている方は、②米国ETFで、最近始めた方は、①投資信託かなと思います。ほんと、勝手なイメージですw

MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(銘柄コード:2559)

これ1本で、全世界の株式に投資できる優れたETFです。

投資信託の「eMAXIS slim 全世界株式(オールカントリー)」は、非常に有名ですが、それのETF版です。

組入上位の国は、
・アメリカ 55.8%
・日本 5.9%
・イギリス 3.4%
・ケイマン諸島 3.1%(中身は中国かな?)
・フランス 2.8%
・カナダ 2.7%
・スイス 2.4%
・ドイツ 2.3%
・オーストラリア 1.7%
・台湾 1.7%
となっています。

アメリカが半分以上ですね。さすがアメリカ!

姉妹商品として、「MAXIS米国株式(S&P500)【2558】)もあるので、「アメリカだけに投資したい!」という方は、こちらがいいですね。

僕は、「30年後もアメリカが覇権を握っているかな?」「30年後に伸びてる国はどこかな?」と考えるのがめんどうなので、全世界株式にしています。

30年後は、中国が覇権を握っているのか、インドか東南アジアか、はたまた中南米かアフリカか、、、と様々な意見がありますが、全世界にまるっと投資しておけば、80点はとれるでしょう。
何よりも、、、楽w

基準価額は、1万3000円くらいなので、まあまぁ投資しやすいです。

信託報酬も0.0858%(税込)と格安です。
(実質コストは、倍くらいかなと思いますが)

簡単に全世界株式に投資できるなんて、便利な世の中になりましたなぁ。

分配金利回りは、1%程度です。
でも元本が成長していきそうなので、実質利回りはどんどん上昇していくかも!

NEXT FUNDS 外国債券・FTSE世界国債インデックス(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信(銘柄コード:2511)

こちらはあまり有名ではありませんが、日本を除く世界の主要国の国債に分散投資できるETFです。

組入上位の国は、
・アメリカ 44.4%
・フランス 9.9%
・イタリア 9.8%
・ドイツ 6.8%
・イギリス 6.5%
・スペイン 6.4%
・ベルギー 2.4%
・オーストラリア 2.1%
・カナダ 2.0%
・オランダ 1.7%
などとなっています。

債券でもやはりアメリカが強いですね!

株クラ界隈では、「債券不要論」が根強いですが、自分が取れるリスクとの兼ね合いかなと思います。
ですので、僕は債券を組み入れたいかなぁ。もう歳なのでw

基本的に、アメリカ国債を持っていればいいような気もしますが、これも【2559】と同じ理由で、全世界に分散しています。

信託報酬は、0.132%(税込)と安いほうなのですが、
信託留保財産額(売るとき取られる)が0.05%以内かかります。

それだけならまだしも、購入時にもなぜか0.05%以内の費用が上乗せされています。謎です。

 ●その他の費用
購入価額は、基準価額に100.05%以内(2021年5月19日現在100.03%)の率を乗じた価額となります。
したがって、購入時には、基準価額に0.05%以内(2021年5月19日現在0.03%)の率を乗じて得た額を1口あたりに換算して、購入する口数に応じてご負担いただきます。

2511の交付目論見書より

この点は、注意が必要ですね。

信託報酬は払ってもいいのですが、その他の費用は極力払いたくないですね。

【2511】は為替ヘッジなしなので、為替の影響を受けますが、【2512】という姉妹商品があります。
【2512】は為替ヘッジが付いているので、ある程度、為替の影響を減少させることができます。
ただし、為替ヘッジの費用がかかるので、結局はお好みかなぁという気がします。

分配金利回りは、2%程度です。

外国債券なので、為替変動で元本が減る可能性もありますが、株式に比べたら穏やかだと思います。
それで2%利回りがあれば、けっこういいかも!

東証ETFのメリット

分配金がもらえる

投資信託の方が、税金の繰延効果があるので、配当金再投資の効果としては優れています。

しかし、僕ももう40代。しかも子供にお金がかかります。

今は、まだ子供が小さいので、投資に回せるお金がありますが、子供が進学するにつれて余裕がなくなってくるでしょう。

そんなときに、定期的にもらえる分配金というキャッシュフローは、とても魅力的です。

投資信託の含み益は、売却するまで仮定のものですが、分配金は現実にお金がチャリンと振り込まれます。

家計に余裕があれば、再投資してもいいし、余裕がなければ使ってしまっても構いません。

しかも株数は減らない(評価額は減少することもありますが、売却しない限り株数は減りません。)ので、精神衛生上も、僕には合っています。含み損を抱えていても、分配金はもらえます!

二重課税調整がある

どうせETFを買うなら、米国ETFの方が、コストが安いのではないかというごもっともな意見があります。

ただ、米国ETFは、現地で10%課税され、日本でさらに20.315%課税されます。

現地課税分は、確定申告をすると外国税額控除で「所得税」から還付されます。

あくまで、「所得税」からの還付です。

ですので、FIREして所得が低くなった場合は、還付の元となる「所得税」が減少または0円となるため、現地課税分の10%を取り戻せません。

この点、東証ETFであれば(銘柄にもよりますが)、自動で二重課税を調整してくれます。

詳しくは、東証のホームページ等をご参照いただければと思いますが、結論として、分配金の8割程度の金額は手取りでもらうことができます。

東証ETFを使うことで、実質利回りが10%程度上昇するのは、侮れませんね。

日本円で投資できる

東証ETFのいいところは、日本円で投資できるところです。

米国ETFの方が信託報酬も安いのは重々承知しております。

例えば、米国ETFで全世界株式に投資する【VT】の信託報酬は、0.08%です。

一方、東証ETFで全世界株式に投資する【2559】の信託報酬は、0.0858%です。
(あれ?思ったより差がなかった。でも実質コストを考えれば、倍くらいは違うはずw)

しかし、米国ETFを購入するためには、円をドルに両替しなければなりません。ここに為替コストがかかります。

また、米国ETFの分配金はドルで支払われるため、日本で使おうと考えると、ドルを円に両替しなければなりません。ここにも為替コストがかかります。

両替の手間暇を考えると、東証ETFは楽だなぁと思います。

また、僕が死んだ後のことを考えると、米国ETFを妻や子供が管理できるか分かりません。

まだまだ普通の人にとっては、VTとかVTIとかVYMとかBNDとか、、、というのは、呪文のようなものだと思います。

東証ETFであれば、そのまま持ち続けていれば定期的に分配金が日本円で受け取れますし、売却するのも米国ETFよりハードルが低いと思います。

ですので、あと30年くらいしたら、米国ETFは全て引き上げて、【2559】などの海外に投資する東証ETFに一本化したいなぁと考えています。

【2559】(全世界株式)と【2511】(全世界債券)をリスク許容度に合わせて配分するといいかも

僕はもう40代。しかも、子供もいますので、あまりリスク許容度は高くありません。
FIREするとなると、定期収入も無くなるので、尚更だと思います。

個人的には、株式7:債券3の割合が好きです。まぁ何となくですけど。

【2511】で注意しないといけないのは、日本の国債が組み入れられていないことです。

ですので、
①全世界株式【2559】:70%
②日本以外の全世界債券【2511】:20%
③現金又は日本国債:10%

というアセットアロケーションはどうかなと考えています。

現金が少ないかな?
外国債券が多いかな?
という疑問もありますが、分配金がもらえるからいいかなぁなんて。

ポートフォリオもシンプルになるので、分かりやすいと思います。

シンプル・イズ・ベストですよね!

ということで、東証ETFを使った、全世界ポートフォリオのご紹介でした。

東証ETFには、意外と面白い商品があるので、皆さんも探してみてくださいね!

東証ETFのネックである流通性が改善されることを願ってます!

ではまた〜

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