40代・子持ちの生命保険を考える

【07】FX・ループイフダン

こんにちは。ハクヤクです。

うちは、子供がいるのですが、お金のことを勉強する前は、「自分が死んだら生命保険は1億円くらい必要かな?」と考えていました。
ですので、生命保険も結構な金額のものに加入していました。

しかし、生命保険は、保障金額に応じて保険料が変わります。
当たり前ですが、保障額が高ければ高いほど、保険料も高くなります。

そして、保険料は、何十年も払い続けていくことになるので、かなりの負担になります。

「住宅資金」、「教育資金」、「老後資金」が3大支出と言われていますが、保険は、これに続く第4の大きな支出と言えます。

そこで、【40代・子持ち】の生命保険を考えてみたいと思います。

設定(家族構成)

夫:40歳、サラリーマン

妻:40歳、パート

子供2人(6歳、3歳)

1か月の生活費:40万円(持ち家に居住)

この家族の大黒柱である夫が亡くなったとき、残された家族のために必要な生命保険の保障額を考えていきます。

保障額の考え方

【予想支出】-【予想収入】-【貯蓄額】 = 【必要な保障額】

保証金額は、闇雲に高ければいいというものではありません。

そもそも保険は、万が一の時のためにみんなでお金を出し合って支えあう仕組みなので、何もなければ、払い損になってしまいます。

現在の貯蓄額と将来の収入・支出を考えて、必要十分な保障額の保険に入ることが、無駄な保険料を払わなくて済む近道です。

そして、節約した分を貯蓄や投資に回していくと、さらに必要な保障額が減っていくという好循環になります。

【予想支出】

予想される支出は、①家族の生活費、②子供の教育費、③一時的な特別支出です。

家族の生活費

①家族の生活費は、その名のとおり、残された家族の生活費です。

生活費を正確に算出することは困難かもしれませんが、現在の生活費を元に予想します。

生活費の大きな部分を占めるのは、住宅費です。
持ち家の場合は、毎月、十数万円の住宅ローンを支払っていますし、賃貸の場合でも、毎月、同額程度の家賃を支払っています。

住宅ローンについては、ローンを組む際に「団体信用生命保険」に加入していると思います。
これは、債務者である夫が死亡した場合に借金の肩代わりをしてくれるものです。
ですので、夫が死亡した場合には、住宅ローンの支払いがなくなるので、その分生活費が下がります。

賃貸の場合でも、3人暮らしに適した大きさの部屋に引っ越して、家賃を下げることが可能です。

住居費以外にも、夫の食費、被服費、遊興費等の支払いが必要なくなるので、家族の生活費は下がります(夫としては寂しいけど(´;ω;`))

ざっくりですが、現在の生活費(40万円)から、削減される生活費(15万円。住宅ローン+α)を引いた、25万円を必要な生活費の基準とします。
(賃貸の場合は、もう少し多いかも)

ただし、この25万円がずっとかかるわけではありません。子供はいつか独立します(独立してくれないと困る(笑))。

下の子が大学を卒業するまでの20年間=月25万円の生活費、その後の30年間(妻が90歳になるまで)=月15万円の妻だけの生活費として生活費を算出します。
(もっと正確に算出できるかもしれませんが、あくまで予想なのでざっくり)

月25万円×12か月×20年=6000万円、
月15万円×12か月×30年=5400万円、
合計=1億1400万円となります。

子供の教育費

②子供の教育費は、進路によって大きく異なってきます。

ただ、まだ子供の適性が分からないので、とりあえず高校まで公立、大学が私立として考えておきます。

高校まで公立に通った場合の教育費=541万円
大学で私立に通った場合の教育費 =450万円
合計=991万円×子供2人=1982万円

世間で言われるところの「子供1人育てるのに1000万円かかる!」とほぼ同額ですね。

※文部科学省HPより

※H28の私立大学の学費等について(文部科学省HPより)
※授業料と施設設備費は1年間の額

一時的な特別支出

③一時的な特別支出とは、家の修繕費、自動車の買い替え、旅行などです。

これは、どの程度準備するかは家庭により様々だと思いますので、ざっくり600万円と見積っておきます。

合計1億4000万円!

予想支出の合計は、1億4000万円です。高い(笑)

【内訳】
①家族の生活費 :1億1400万円
②子供の教育費  :  2000万円
③一時的な特別支出: 600万円

1億4000万円必要と思うと、保障金額上げなきゃ!と思うかもしれませんが、死亡後に貰えるお金もあるので、落ち着いて予想収入を考えてみましょう!

【予想収入】

予想収入としては、①遺族年金、②妻の勤労収入が考えられます。

パッと考えたときは、遺族年金だけしか思い浮かばないと思いますが、遺族年金だけでは生活が厳しいので、妻にもがんばって働いでもらいましょう。

もし、働くのが難しいようであれば、貯蓄額を増やすか、保障金額を増やすなどして対策しましょう。

遺族年金

遺族年金には、遺族基礎年金と遺族厚生年金があります。

遺族基礎年金は、
基本額が、781,700円
子の加算額が、第1子、第2子は、各224,900円。第3子以降は、各75,000円。

ですので、子供が18歳になるまで年間123万1500円もらえるものと考えます。

また、妻が65歳になった場合は、妻自身が老齢基礎年金がもらえます。
(もらえる金額は、遺族基礎年金と同額です)

【遺族基礎年金で貰えるお金】
子供が18歳まで:123万1500×18年=2216万7000円
妻が90歳まで :78万1700円×32年=2501万4400円
合計:4718万1400円

また、夫がサラリーマンなので、遺族厚生年金ももらえます。

遺族厚生年金は、夫の収入によって金額が変わりますが、年収600万円の場合は、年額50万円程度もらえるようです。

【遺族厚生年金で貰えるお金】
妻が65歳まで:50万円×25年=1250万円

合計で、遺族年金として貰えるお金は、5968万1400円となります。

かなりの金額が貰える計算になるので、ちょっと安心ですね!

妻の勤労収入

遺族年金でもそこそこお金がもらえますが、遺族年金だけでは生活できないので、妻にも働いて貰いましょう。

子供を育てながらフルタイムで働くのは難しいかもしれないので、月10万円のパート勤務を60歳まですると仮定します。

【妻の勤労収入】
10万円×12ヶ月×20年=2400万円

月10万円のパートでも、20年間働けば2400万円も貰えるのですね!

予想収入合計

予想収入合計は、遺族年金6000万円+妻の勤労収入2400万円=8400万円。

8400万円ものお金が入ってくるのは、かなりのインパクトですね!

必要な保障金額

予想支出と予想収入が算出できたので、あとは、今の貯蓄額に応じて保障金額を考えればいいだけですね!

予想支出と予想収入の差額は、1億4000万円−8400万円=5600万円。

仮に貯蓄が1000万円ある場合は、必要な保証額は、4600万円。
2000万円ある場合は、必要な保証額は、3600万円。
……というように、貯蓄額が増えれば、必要な保証額が下がるので、結果として、毎月の保険料を下げることもできるようになります。

ですので、生活費を節約して、貯蓄をすることがやはり大事ですね!

思っていたよりも予想収入が多かったのではないでしょうか?

個人的には、子供が2人いても、なんとかなるのかぁと思うことができたので、日々の節約と投資に邁進していきたいと思います!

ちなみに、うちは子供が3人いるので、さらにプラス1000万円必要です泣

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