FIRE後の社会保険料を貯金してからFIREしたい。

【05】セミリタイア・FIRE

こんにちは。ハクヤクです。

僕は、10年後のFIRE(セミリタイア)を目指していますが、FIRE後に支払う社会保険料分のお金を貯金してからFIREしたいと思います。

なぜ社会保険料分を貯金するのか

「FIRE」「社会保険料」などで検索すると、社会保険料を払わなくていい方法がいくらでも出てきます。

でも、僕は、きちんと社会保険料を払いたいです。

保証を受ける以上は、きちんと保険料を払いたい。

お金があるならば、きちんと保険料を負担するべきだと思います。

社会保険料は、「所得」をもとに、減免制度があります。

FIRE後に給与所得がなくなれば、所得は0円となります。

株の配当金をどんなにたくさんもらっていても、源泉分離課税ならば、所得は0円です。

ですので、配当金を年1000万円もらっても、社会保険料を0円(厳密には、国民健康保険料は0円にならないけど)にすることが可能です。

これって、なんかおかしいと思いませんか?

本当に働けなくて、資産も何もない状態であれば、社会保険料を免除してもらうのはやむを得ないことだと思います。

しかし、一定の収入があるのに、制度があるからといって、応分の社会保険料を負担しないのは、いかがなものかなと思います。

僕は、「尊厳のあるFIRE」をするためにも、きちんと社会保険料は払いたいです。

将来、資産をもとに社会保険料が算出される可能性がある。

現在の社会保険料は、「所得」をもとに算出されます。

ですので、「給与所得」が増えれば増えるほど、支払う社会保険料も増えていきます。

一方、株の配当金や譲渡益は、源泉分離課税を選択すれば、社会保険料算出の元となる「所得」とは別物として計算されます。

したがって、株でいくら儲けたとしても、現在は社会保険料には何の影響もありません。

しかし、増税を虎視眈々と狙っている日本国が、これを放置し続けるとは到底思えません。

年金や医療費などの負担は、年々増え続けているので、このままではいつか破綻してしまいます。

ですので、近い将来、資産課税が導入されるのではないかと思っています。

どういう税制になるかは分かりませんが、例えば、金融資産を1000万円以上保有している人から、保有している金融資産の3%を税金や社会保険料として徴収することが考えられます。

あるいは、現在の分離課税制度を廃止し、総合課税に一本化するかもしれません。
そうすると、株の配当金や譲渡益も給与所得と合算され、その総額に対して、税金や社会保険料が課せられるという制度は、実現可能性が高いものではないでしょうか。

いずれにしても、現在の制度を前提としたFIRE計画では、FIRE後に破綻する可能性があります。

年金を満額受け取りたい。

所得が0円の場合、国民年金保険料を全額免除することが可能です。

しかも、保険料を免除されても、保険料を払った期間には参入され、半額の国民年金を受給することができます。
これだけ聞くと、タダで年金がもらえるので、とてもお得な制度ですよね。

しかし、年金は、老後のベーシックインカムとして重要だと思います。
何歳まで生きるか分からない時代、保険としての機能も併せ持っていると評価できます。

したがって、保険料を負担して、満額の年金を受給できるようにしておくことが、老後の備えとしては重要ではないかと思います。

僕は、老後の貯金代わりに、国民年金保険料を払っておきたいと思います。

いくら貯金するのか

国民年金保険料と国民健康保険料の免除を受けない前提で、所得が0円の場合、総額でいくらかかるのか計算してみました。

国民年金

国民年金保険料は、月額16,610円です。
これは、人ごとにかかるので、夫婦の場合は、2倍の保険料を払わなければなりません。高いなーw

年払いにすると、多少安くなるようです。

国民年金保険料は、60歳になるまで支払う必要があります。

僕は、50歳でFIREしたいと考えているので、10年分の国民年金保険料が必要です。

これを計算すると、1人約200万円、夫婦で約400万円必要です。

ただし、65歳以降に年金として一定額が返ってくると思えば、まぁ貯金みたいなものだと思っておきましょう。

国民健康保険

国民健康保険料は、75歳になるまで支払う必要があります。75歳以降は、後期高齢者医療保険に加入することになります。

65歳以降は、年金収入がありますので(ほんとにあるかな?)、65歳までの国民年金保険料を貯金しておけば足りると考えました。

国民年金保険料は、
①所得割(前年の所得に応じて加算)
②均等割(加入者数に応じて加算)
③平等割(1世帯に加算)
という3つの金額の合計になります。

①所得割は、前年の所得が0円であれば0円になります。

②均等割は加入者数に応じて加算されるので、所得が0円でも保険料がかかります。

③平等割は1世帯ごとに加算されるので、所得が0円でも保険料がかかります。
市町村によっては、加算されないところもあると聞いたことがあるような。

東京都のある区のサイトで、国民健康保険料が算出できるサイトがありましたので、所得0円、家族5人で計算してみたところ、月26,025円と算出されました。

所得が0円であれば、ここから7割免除とかされるのではないかと思います。
詳しくは、お住まいの市区町村窓口にご相談ください。

ただ、僕は免除を受けない前提で、国民健康保険料を貯金してからFIREしたいと思います。

途中で子供が独立すると思うので(してくれないと困るw)、保険料が安くなると思いますが、当初の保険料のまま65歳まで支払う前提で計算してみたところ、約470万円必要であることが分かりました。高いですねw

ただ、おそらく我が家は病院にかかることが多いと思うので、それ以上の医療費は負担してもらっているのではないかなと思います。国民皆保険制度は、ありがたいですね。

合計870万円!

国民年金保険料と国民健康保険料の合計で、50歳から65歳まで、870万円あれば、保険料を支払えることがわかりました。

ですので、FIREまでに870万円を貯金して、心置きなくFIREしたいと思います。

サラリーマンでいるうちは、社会保険料のことなんてあまり考えませんが、FIREすると、全て自分で支払わないといけないので、きちんと社会保険料も織り込んだFIRE計画を立てておきたいですね。

実は、社会保険料以外にも、低解約返戻型保険(60歳を過ぎないと損になる)にも入ってしまっているので、その分も貯金しないとなぁw

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