こんにちは!ハクヤク(@sangokushi164)です!
うちには、子供が3人おり、3人ともジュニアNISAをやっています。
今年は、合計240万円(1人80万円×3人分)も入金しないといけません。
なんかもう、大変です(笑)
今回は、ジュニアNISAの投資先として、バランス・ファンドについて考えてみました。
【結論】ジュニアNISAには、バランス・ファンドがオススメかも。
【理由】ジュニアNISAは、追加投資ができないから。
ブログやTwitterを拝見していると、「米国株式に全力投入!」とか「債券投資は不要!」などの文言が並んでいます。
実際、コロナショックなどなかったかのように、連日、株価は最高値を更新しています。
株式に全力投入している方は、資産が増大していることでしょう。
かくゆうハクヤクも、外国株式の投資信託や、米国ETFを購入し、含み益を見ては、ニヤニヤしています(笑)
ジュニアNISAも株式メインで投資していますが、ふと、疑問が湧きました。
「ジュニアNISAって、追加投資できないよね?」
そうです。
ジュニアNISAは、最大5年間しか入金できません。
(2023年までで廃止なので、今年始めると3年間しか入金できない。)
5年間が過ぎると、子供が18歳になるまで、放置しなければいけません。
(制度廃止により、途中で出金可能になる予定)
18年の間に、暴落が起こったら、どうなるのでしょう。
積立NISAであれば、「やったね♪ 買い時到来♪」と、嬉々として追加投資するでしょう。
(株クラの皆様って、すごい前向きw)
しかし、ジュニアNISAは追加投資ができません。
ただ指を加えて、資産が元に戻るのを祈るのみです。
売却しようにも、元本割れかもしれません。
その点、バランス・ファンドであれば、株式と債券のリバランスを自動で行ってくれます。
割高になった債券を売却し、割安となった株式を購入してくれます。
バーゲンセールを逃すことはありません。
そして、株価が回復すれば、資産が増えていくことになります。
バランス・ファンドとは?
バランス・ファンドとは、株式・債券・REITなどの資産を、一定の割合で組み合わせた投資信託です。
伝統的なものは、株式と債券を1:1で組み合わせたものです。
REITを含めたものや、国内・先進国・新興国を組み合わせたものなど、様々な種類があります。
複数の資産を組み合わせ、リバランスのために売買を行うので、信託報酬は若干高めです。
なぜ、バランス・ファンドがオススメなのか?
ジュニアNISAは、最大18年間、保有することが可能です。
途中で売却することは可能ですが、追加投資をすることはできません。
したがって、株価が暴落した時に、「買いたい!」と思っても、追加購入することはできません。
株式100%だと、暴落したら資産が半減してしまうこともあり得ます。
仮に、株式50%・債券50%のバランス・ファンドに投資していた場合、暴落が起こって株式が25%と半減したときは、自動的に債券を売却し、元の割合に戻してくれます。
リバランスすることで、株式を安く購入することが可能となり、数年後に株価が戻った時には、自然と資産が増えていくことになります。
これが、株式100%だと、株価が戻るのをひたすら待つだけとなってしまいます。
どんなファンドがあるのか?
証券会社のホームページでバランス・ファンド検索をすると、数百件のファンドが出てきます。
その中で、自分の好みの資産配分で、信託報酬が安いものを探してみるといいと思います。
代表的なものは、以下のとおりです。
(特定の銘柄を推奨するものではありません。投資は自己責任で行ってください。)
eMaxis slim バランス(8資産均等型)
みんな大好きeMaxis slim シリーズです。
僕も、子供のうちの1人のジュニアNISAで投資しています。
綺麗に8等分されていますね。
なんか安心感があります。
ただ、個人的には、REITの割合が大きい(25%もREITがある)のが気になります。
僕はREIT大好きですが、REITを持つなら、ETFで分配金をもらう方がいいかなぁ。
あと、株式の配分が、国内:先進国:新興国=1:1:1になっているところも気になります。
国内と新興国が多いなぁという印象です。
信託報酬は、0.154%(税込)と、最安水準です。
さすが、eMaxis slim シリーズ!
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、とても人気がある商品です。
「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2020」でも、eMaxis slim バランス(6位)を抑えて、堂々たる4位に輝きました。
僕も初めて購入した投資信託が、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」です。
解約しようとも思ったのですが、書面で手続きをするのが面倒くさく、今でも積立を継続中です。
(そこがメリットかもしれません。)
ブログを書くまで忘れていたほどのほったらかし投資です(笑)
でも、それぐらいがちょうどいいと思います。
とても良い投資信託なのですが、信託報酬は、0.59%(税込)と、高めです。
僕が購入した当時は、セゾン投信でしか購入できなかったと思うのですが、今ではネット証券でも購入できます。
便利な世の中になりました。
世界経済インデックスファンド
世界経済インデックスファンドも、これ1本で全世界の株式と債券に投資できる優れものです。
国内:先進国:新興国=5:30:15と、バランスも良いのではないかと思います。
信託報酬は、0.55%。
セゾン・グローバル・バランスファンドより費用が安くていいなぁ。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
楽天・インデックス・バランス・ファンドは、3種類あります。
①株式重視型(株式70%:債券30%)、信託報酬0.233%(税込)
②均等型 (株式50%:債券50%)、信託報酬0.247%(税込)
③債券重視型(株式30%:債券70%)、信託報酬0.261%(税込)
リスク許容度に応じて、配分が選べるので、いいなぁと思います。
投資信託の中身は、簡単に言ってしまうと、米国ETFです。
株式部分は、米国ETFをやっている方ならお馴染みの「VT」。
これ一本で、全世界の株式に投資できる優れものです。
債券部分は、「バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド(VANGEHP)」
僕は初めて知りましたが、全世界の債券に投資できるETFのようです。
この二つのETFを購入する投資信託といったところでしょうか。
債券部分には、為替ヘッジがついているので、為替の影響を最小限にしてくれます。
ヘッジ費用が余分にかかりますが、日本から投資するのには向いているのかなと思います。
信託報酬が「セゾン・グローバル・バランスファンド」や「世界経済インデックスファンド」より安いところが魅力です!
株式と債券の割合も選べる点も良いと思います。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)に投資します。
子供のうち一人は、eMaxis slim 米国株式(S&P500)に全力投入していたのですが、少しリバランスの要素を加えたいと思いました。
今の株価は絶好調で、「S&P500、最高!」なのですが、これがいつまで続くのかなぁと少し冷めた目で見ている自分がいます。
仮に資産が半分になっても、そのまま子供に引き継げばいいかなと思っているのですが、十数年追加投資ができないのは、機会を逸してしまうことになると思いました。
そこで、「楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)」に半分投資することにしました。
果たして、この判断が吉と出るか凶と出るか、十数年後が楽しみです。
皆さんは、どの投資信託に投資しているでしょうか?
僕は、積立NISAもジュニアNISAも同じ感覚で投資していたのですが、「追加投資ができない」というジュニアNISAの特性について、改めて考えてみました。