こんにちは。ハクヤクです。
「IgA腎症疑い」との診断を受け、腎臓の状況を調べるため、「腎生検」という検査を受けてきます。背中から針を刺して、腎臓をちょびっと取ってきます泣
腎生検入院(5日間)の費用は?
今回入院する病院では、腎生検では5日間入院するとのことです。
1日目、尿検査、血液検査、エコー検査など。
2日目、腎生検。朝食と昼食はなし。腎生検自体は1時間程度で終わるそうですが、その後6時間くらい仰向けのまま動けないとのことです。腎臓から出血防止のため。寝返りができないので辛いみたい。
3日目の朝に医師の診察を受け、特に問題なければ、仰向け解除。安静。
4日目、終日安静。
5日目、めでたく退院。
というスケジュールで、自己負担となる費用は14万円!!
高いのか安いのかよく分かりませんが、痛い出費です。
そうだ、高額医療費制度を使おう!
以前から、高額な医療費がかかった場合、自己負担は毎月の上限額に抑えられると聞いていました。
今こそ、高額医療費制度を使うときじゃないか!!
ということで、職場の健康保険に申請に行きました。
確か、上限8万円くらいだったはず。。。
収入によって上限額が変わるらしい。
職場で聞いたところ、「標準報酬月額」に応じて、上限額が定められているとのこと。
内訳は、下記のとおり(厚生労働省HPより)。
70歳未満の方の区分
所得区分 | 自己負担限度額 | 多数該当※2 |
①区分ア (標準報酬月額83万円以上) | 252,600円+(総医療費※1-842,000円)×1% | 140,100円 |
②区分イ (標準報酬月額53万円~79万円) | 167,400円+(総医療費※1-558,000円)×1% | 93,000円 |
③区分ウ (標準報酬月額28万円~50万円) | 80,100円+(総医療費※1-267,000円)×1% | 44,400円 |
④区分エ (標準報酬月額26万円以下) | 57,600円 | 44,400円 |
⑤区分オ(低所得者) (被保険者が市区町村民税の非課税者等) | 35,400円 | 24,600円 |
※1総医療費とは保険適用される診察費用の総額(10割)です。
※2診療を受けた月以前の1年間に、3ヵ月以上の高額療養費の支給を受けた(限度額適用認定証を使用し、自己負担限度額を負担した場合も含む)場合には、4ヵ月目から「多数該当」となり、自己負担限度額がさらに軽減されます。
注)「区分ア」または「区分イ」に該当する場合、市区町村民税が非課税であっても、標準報酬月額での「区分ア」または「区分イ」の該当となります。
えーと、自分の報酬月額いくらだったっけ??
ちなみに、毎月の上限額なので、月を跨いだ入院だと、各月ごとの入院費と上限額を比べることになりますので、同じ月に入院期間を設定するほうがお得です!
標準報酬月額の決め方(ざっくり)
標準報酬月額は、なかなか説明が難しいですが、ざっくりいうと、4月から6月の収入(基本給、諸手当、残業代などの総支給額)の平均を元に、年1回、定められます(定時決定)。
毎年9月くらいに、標準報酬月額の通知を給与明細と一緒に受け取っているはずです。
(多く人は、こんなに給料もらっていない!という反応でしょうが)
ここでいう残業代は、前月分が翌月支払われるので、「3月から5月は残業を抑えよう」と言っている人が周りにもいるかもしれませんね。
でも年度末って忙しいですよね…。
また、通勤手当も算定の基礎に算入されます。手元に残らないのに!
なお、月の途中で、固定給(残業代以外と考えればよいかな)に変動があった場合には、標準報酬月額が改定されます(随時改定)。
ちなみに、年金の標準報酬月額が基準で支給されるので、標準報酬月額が高い人は、年金が多くもらえるかもしれませんね!(何歳からかわからないですけど(笑))
ギリギリセーフ!
自分の標準報酬月額を確認したところ、なんとか「③区分ウ」に収まってました。危ない危ない。
でも、うちの場合は、パートの妻と子供3人なので、個人の収入ではなく、世帯全体の収入をもとに算定してほしいですね。
あるいは、所得控除後の額を元に算定するとか。
同じ標準報酬月額でも、独身の人とか子供1人の人とは可処分所得ぜんぜん違いますよ泣
ということで、高額医療費の書面をもらって、入院してきます~。
実際の入院でかかった費用はこちら ↓